聖戦


腸を抉り　掲げて勝利を喜ぶ敵陣
敗北に項垂れて　悲しむ我等

人は何故戦いを繰り返すのだろう？
平和な世界は創造できないのか？

誰も知らない残酷な物語
突然の終幕は訪れた
聖戦という清いものは
実は薄汚れたものだろう

胸に突き刺す刀　血が噴出し咽ぶ
精神崩壊した　彼等は言った

殺す事は楽しくて壊す事も楽しくて
創る事だけは、好きになれない

消しゴムでは消せない死という現実
受け入れねばならないという事実
畏まってもいくら考えても
見つからない明日の路